日本舞踊のステージなどの続きです。
名取りとなり、襲名披露から。
・藤勢会、18才
・義太夫『本朝廿四孝』
越後の武将上杉謙信の娘八重垣姫と甲斐の武将武田信玄の息子勝頼は、足利将軍の仲介で婚約していました。
ところが将軍が暗殺され、両家に疑いがかかり、犯人を見つけ出せなかったために、勝頼は切腹を命じられてしまいます。
悲しみに暮れる八重垣姫でしたが、死んだのは偽者で、本物の勝頼は花作りに身をやつして生きていたことを知ります。
しかし父謙信も、その秘密を知り、勝頼に刺客を差し向けるのでした。
八重垣姫はそのことを勝頼に知らせようとしますが、女の足では刺客に追いつけず、諏訪湖は凍っているため船を出すこともできません。
そこで奥御殿にまつった諏訪明神の力が宿る兜にお祈りすると、不思議な事に狐が現れます。
八重垣姫は兜を手にして、ここかしこに燃え立つ狐火を力に、勝頼のもとへと急ぐのでした。
・藤勢会、新名取り4名
・ご祝儀物『蓬莱』
・羽二重、かつらの下地
・丹波道場、南座公演
・『河内山宗俊』20才
・女ヤクザ・緋桜組・代貸
組長の次のナンバー2役
・女鼠小僧
・腰元
・町娘
・つぼみ会、25才
・常磐津『独楽」(風俗舞踊)
・夫婦の独楽売りが、独楽に変身
・浅草の浅草寺境内の独楽売りの話
・独楽回しの曲芸を見せたり
・ラストは幕が下りるまでグルグル回る
・つぼみ会45周年記念
・国立大劇場にて、30才
・義太夫『二人猩々』
・中国の伝説を元に能の作品になり舞踊化
・水の中にすむ架空の霊獣
・お酒が好きで舞に戯れる無邪気な妖精
・変わった足使いの舞踊
・藤本流、三味線の会
・広島・呉市・絆ホール
・舞踊でゲスト出演(58才)
・ご祝儀曲『藤寿三番叟』
・振り付け:藤間美津保
三番叟とは、天下泰平、五穀豊穣などを祈願するおめでたい儀式曲として奉納されるもので、正月や棟上げ、結婚式などの祝いの場で演じられます
三番叟の舞は、揉ノ段と鈴ノ段に分かれる。
前半の揉ノ段は、足拍子を力強く踏み、軽快・活発に舞う。
後半の鈴ノ段は、黒式尉を付け、鈴を振りながら、荘重かつ飄逸ひょういつ(のびのび)に舞う。
三番叟の舞は五穀豊穣を寿ぐといわれ、
足拍子に農事にかかわる地固めの、
鈴ノ段では種まきを思わせる所作があり、
豊作祈願の意図がうかがえる。
・狐の物語『信田の藪』
・子狐、安倍晴明
・振り付け:藤間美津保
大阪府泉大津市と和泉市の間の「信太山」に古くから伝わる有名な白狐の話を元に作られた曲
安倍晴明を思う母親狐が、赤とんぼに息子の様子を見に行かせるという、切ない母心を唄った曲